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嘘色エゴイズム。
薄汚れた世界の真ん中で、眩い過去を想っていた。
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日に日に自分が解体されていってる感じがする。
それは精神的に何か不安な要素があるとか
どうしようもない悩みがあたしを蝕んでるとかじゃない。

ただ、日に日に正体を、在るべき姿を見失っていってる感覚。

ナルシストであることが自意識過剰であることが
言葉を紡ぐための条件であったのかもしれない。
確かに、自分の中に陶酔できる何かがあって、
それに酔い痴れながら言葉を書いていたことは、事実。
だからこそ、今は足りないんだと思う。

今の自分に、自信がもてるものなど何一つない。
今までそれなりに自信があったものは
少しずつ生を重ねていくうちに平凡であることに気づいた。
何かしらの努力を重ねていればそれなりの才能になったであろう技術でさえ
その努力をしなかったから埋もれてしまった。
(今では、そう思うことさえ自意識過剰なのかもしれないけど)

こうで在りたい、せめてこうは在れるだろうと思っていた自分の未来予想図は
ほとんど薄れ掛けて、
こうはなりたくかったような人間になりつつある。
傲慢で、自信家で、そのくせ寂しがりで、わがまま。
「良い子」といわれることに喜びを感じて、
(ああ、それじゃまだただの子供じゃないか)
自己否定の連続で正しいものとか悪いものとかが何も見えなくなる。

昔からの悪いくせは
いつも都合が悪くなると濁してまとめてしまうこと。
ああ、なんて息苦しい人間になってしまったんだろう。
こんな、自由のきかない人間にはなりたくなかったのに。
逃げることは悪ではないのに、
逃げることでは何も変わらない、だなんて。

自分の嫌いなところが自分を形成していく。
蝕んでいく、ような感覚じゃなくて、
一度何かが終わって、縁起の悪い始まりを迎えてしまったような。
そんな日々に、嫌気がさすことがあってもしかたない、よね。

ああ、あたしは誰になってしまうんだろう。
あたしはいつまでたっても、あたしなのに。
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