× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
満たされたら
満たされた分だけ 空いていく。 僕らは貪欲な生き物だから、 もっと多くを手に入れようと 小さな掌をいっぱいに開く。 僕らは哀れな子供だから、 もっと愛されようと 暗い瞳に涙を浮かべる。 僕らは 満たされていながら 満たされる事を願う。 空く事を願わずして 空いていく。 満たされながらも まだ足りない。 限界はどこに? 与えられる限界と 求める限界と 限界はどこに。 限界なんてどこにもないという 子供じみた答えに決別して 僕は決めつけた。 存在する限界を。 そんなこと考えてたって 足りない。 まだ足りない。 この思考は求めている。 満たされた幻想の中で 満たされないことがない術を探す。 本当の僕らは 満たされることなく 空くことを選び続ける。 悲しい生命体だね。 満たされること。 僕はまだそれを知らない。 PR この記事にコメントする
|